初めての一人暮らし、住み替え、ご高齢の方の一人暮らしなど生活スタイルが多種多様な現在、賃貸物件ではさまざまなことが起こりえます。
お悩み・問題として特に多いのが…結露、ゴミ出し、分別の仕方、ペット飼育のマナーなどです。
以下の項目は共同生活においての留意点や困ったときの解決法としてご参考下さい。
暮らしのアドバイス
結露は室内と室外の気温差によって水滴が発生する現象です。
特に冬季は気温差が激しいため結露が起こりやすくなります。
適切な措置をすることで結露防止・改善することができますので、放置してカビだらけ!なんてことのないよう気をつけましょう。結露対策・改善をしよう!
家具と壁の隙間を3センチ程度あけることで風通しがよくなります。
結露はそのままにしておくとカビの原因となります。こまめに拭き取りましょう。
(一度カビが生えてしまったら、市販のカビ取り洗剤を使って拭きましょう。菌を除去することで再発生の抑止になります)窓や床に水が溜まるようであれば、結露予防のシートやふとんの下にスノコを敷くなど工夫してみて下さい。
(ホームセンターやインターネット等で購入できます)やむを得ず室内に洗濯物を干す時は換気を十分に行い(換気口は常にあけておく)、浴室の換気扇も24時間回して下さい。また、洗濯物の近くに除湿機を設置することもお勧め致します。
クローゼットや押入れ内も同様です。湿気とりの設置や定期的に風を入れるなどの措置を行って下さい。(直接布団や衣類を置くと結露しやすいので、新聞紙やスノコを敷くこともお勧めです)
水蒸気を発する煙突の無いタイプの石油ストーブの使用・加湿器・観葉植物なども原因のひとつと考えられます。備えつけの暖房機以外は使用しないようにしましょう。
目に見える事以外でも、睡眠中は多くの汗をかきますので水分を含んだ寝具からも水蒸気は発生します。ゴミの出し方・分け方
ゴミの処分は適切に行いましょう。不要になった物やゴミは溜め込まず、都度適切に処分して下さい。一人ひとりの心がけがキレイな住環境維持につながります。また、ゴミステーションは玄関付近に設置されていることがほとんどですので、建物の”顔”になります。ご自身はもちろん、ご家族や友人知人が訪問される際に気持ちよくお越し頂けるようご協力ください。
ゴミの分け方・出し方・その他リサイクルについては下記ページをご参照ください。
漏水事故について
賃貸物件において、一番多いとされる漏水事故は”洗濯排水ホースはずれ”による居室内、共用部、階下への漏水事故です。特にお引越し直後に起こるケースが多く、ホースの接続については十分に確認が必要です。月に1回はご自身でホースがしっかりはまっているか確認しましょう!また、お風呂場などの排水溝も定期的にお手入れし、排水溝つまりによる漏水事故を防ぎましょう。
漏水事故を起こしてしまったときの 対応を確認しよう!
1. まずはあわてずに水を止めて下さい。
(水の元栓から締めます)→被害にあった物品は写真を撮っておくことが望ましいです。
2. 階下の住人に事故を知らせます。(事故を最小限におさえます!)
合わせて、管理会社までご一報ください。
※漏水の程度によって対応は異なりますが、被害にあった物品や階下に被害が及んだ場合、各種手続きが必要になります。また、次に多いのが、寒冷地特有の”凍結”による破損です。冬期間に長期不在にする場合はもちろん、気温がマイナスになる日は必ず水抜き作業をしましょう。
水抜きの仕方を確認しよう!
水道の元栓を締め、居室内の水道(キッチン、洗面所、お風呂、トイレなど水廻り全て)を全開にあけ、管の中の水をすべて出し切ります。(給湯器も同様に水を抜きます)レバータイプの蛇口は中途半端に開けると水が管に残り、凍結の原因になりますので注意が必要です。最後の一滴まで水を出し切ったことを確認してください。万一、水抜き作業を怠った場合に凍結させてしまうと、入居者様自身で費用負担することになってしまいますので、余計な費用がかからないよう正しく水抜き作業を行いましょう。
■軽度の凍結なら・・
露出している管(保温筒などは取り外す)や、蛇口などにタオルを巻きつけ、上からお湯をゆっくりかけると、水が出るようになる場合があります。
※注意
解氷のため、蛇口などに直熱湯をかけたり、直火を当てたりしますと、破裂や火災の危険があります。(いきなり熱湯はかけないこと!)■それでも解氷できない重度の場合・・・
お近くの指定設備業者へ解氷の依頼をするか、管理会社までお申出ください。
(札幌市の指定業者は札幌市のホームページ及び広報さっぽろ「冬のくらしガイド」にも掲載されています。)■凍結修理の費用について
凍結修理などの費用は、ご入居者さまの自己負担となります。
また、凍結の程度によって費用は異なります。(作業時間や必要な材料が異なるため)ご自身で依頼する場合は工事を依頼する前に工事内容や費用などについて、十分に説明を受けておくこと。
作業費用などについては各自で積極的な情報収集につとめて頂き、できるだけ複数の指定事業者から見積りをとるなどして内容を確認し、十分納得いただいてから工事を依頼してください。
凍結については下記ページをご参照ください。
お部屋のお掃除
最初はホコリですぐに取れますが、時間が経つにつれ汚れが付着し、なかなか落ちにくくなります。日頃からこまめにお掃除することで、きれいなお部屋を保つことができます。お掃除がニガテな方は是非参考にしてみて下さい。
お掃除の基本を確認しよう!
1. 整理整頓
小物類や雑貨が多いと拭き掃除や掃除機をかけようと思っても面倒になってしまうものです。また、お部屋も散らかって見えるので、できるだけ収納することをお勧めします。予め、整理整頓し片付けておくことが一番ですが、椅子やテーブルの上など一箇所に集めて行うのも良いでしょう。2. 上から下へ 奥から手前へ
ホコリなどは上から下へ落ちていきます。高いところから順に低いところをお掃除すると良いです。また、お部屋の真ん中から掃除機をかけると、せっかくお掃除した所を汚してしまいます。お部屋の奥から手前へ後退するようにするのが基本です。3. ホコリが汚れとなります
汚れは時間が経過すればするほどガンコになります。ホコリっぽいなと、思ったら、気づいた時にササっとお掃除してしまいましょう。4. 拭き掃除は乾いた状態でホコリを取ってから掃除を行う
いきなり洗剤を含ませた雑巾などを使うとホコリが混ざり、洗剤の効果を弱めてしまうこともあります。軽度な汚れなら固くしぼった雑巾でこするだけでも取れますので、面倒でも後回しにしないようにしましょう。5. お掃除セットを用意しておく
いざ、掃除をしようと思って、道具がないとやる気を失う方も多いのではないでしょうか。引越しをしたらまず箇所毎に「お掃除セット」を用意しておくと気づいたときにすぐ掃除できて良いでしょう。すぐに用意できる経済的なお掃除道具
[ 使い古した歯ブラシ ]
キッチンからお風呂場の排水溝など、細かい作業に適しています。水で流しながら擦るだけでもある程度の汚れは落ちます。
[ 割り箸 ]
サッシに溜まった汚れをかき出すのに便利です。後は掃除機で吸いればOK。
[ 新聞紙 ]
ゴミ箱にゴミ袋を入れ、下に新聞紙を敷いておくと、ある程度の臭いを吸収してくれますし、水分のあるものも多少なら吸い取ってくれます。
各所の掃除ポイントをおさえよう!
浴室・洗面台
目に見えない石鹸粕やシャンプーなどを放置すると、ぬめりやカビの原因となります。日々のお手入れがキレイで清潔な状態を保つ秘訣です。2日に1回は浴室用洗剤で全体を掃除し、取れない水垢や歯磨き粉はクレンザー(キッチン用もOK)をつけてスポンジで擦るとキレイになります。
※擦りすぎると研磨剤によって傷になることもありますのでくれぐれも優しく擦って下さい。排水溝は2~3日に1回はゴミを取り除き、週に1回はカビとりハイター等での掃除をお勧めします。
※これを怠ると悪臭や詰まりの原因になります。(細かい部分のお掃除はいらなくなった歯ブラシなどを使うと良いです)また、ヘアピンなどを置いたままにするとサビつき、放置すると取れなくなります。
すぐに洗剤を付けて擦るとサビは落ちます。トイレ
毎日のお掃除が好ましいです。一見キレイに見えても、便座の裏や床は思いの他汚れています。
少なくとも2日~3日に1度のペースで通常のお掃除することをオススメします。こまめに掃除することで、赤カビの発生を防ぐことができます。
カビはオレンジ→赤→黒と汚れの度合いによってだんだん取れにくくなります。※ トイレットペーパー以外の紙は流さないこと。ちょっとなら…と思っても詰まりの原因になります。 ※ ウォシュレットのトイレはノズル清掃もお忘れなく!ノズル周辺のお手入れも必要です。(尿や汚水によって汚れが溜まります)
台所
排水溝は毎日のお手入れが望ましいです。少なくとも2~3日に一度は排水溝のゴミを取り除き、キッチン用洗剤等でのお手入れをすることで臭い・汚れを防ぐことができます。(手入れしないとカビの発生や生ゴミなどにより、悪臭の原因になったり、汚れも落ちにくくなります)
室内・その他
掃除機での掃除や拭き掃除以外は細かい部分のお手入れになります。トイレや浴室、台所の換気扇も定期的に清掃して下さい。
(1ヶ月に1度が目安です)
キッチンの換気扇は油汚れがこびりつくと落ちにくくなります。ガスコンロの廻りにアルミの囲いを設置するなど汚れを予防し、油汚れ専用の洗剤を用いて掃除をするとキレイになります。(ガスコンロやキッチンは使用毎にお掃除することで汚れが定着しません) 窓ガラスやサッシも定期的にお掃除することで窓を開けたときの爽快感も違います。ゴミやホコリが溜まるとガンコな汚れとなり、窓の開閉に支障をきたすこともあります。
今は市販で網戸用やさまざまな掃除用品がありますので、うまく活用し、快適なお住まいを維持しましょう。ペット飼育の禁止事項を確認しよう!
ペットは命ある大切な家族の一員です。
飼育可のマンションではマナーとモラルを守って飼育しましょう。
また、すでにペットを飼育されている方は、ペットによる悪臭除去・室内の修繕費等は全額お部屋の契約者様に負担して頂くことになりますのでしつけ・日常のお手入れを怠らないようにしましょう。ペット飼育の禁止事項を確認しよう!
ぺットの飼育は管理会社まで申請し、承諾を得る必要があります。 無断で飼育及び知人、友人からのペットの一時預かりも禁止です。 共用部(廊下・エレベーターを含む)ではペットは直接歩行させず、必ず飼い主の方が抱きかかえて下さい。
万一、共用部で排泄をした場合は飼い主が責任を持って処理して下さい。(そのまま放置しておくと悪臭の原因となり、他の入居者様の迷惑となります。排泄物・毛の処理はペットを飼育する上で の最低限のマナーです。)
無断飼育やマナー違反について遵守頂けない場合は契約解除等の措置をとる場合がありますので、共同生活においてのマナー遵守、モラルの向上にご協力ください。
ペット飼育するうえでの留意点等については下記ページをご参照ください。
各設備の故障について
設備の故障はどこの部屋でもありうる話です。是非参考にしてみて下さい。
故障時の対応を確認しよう!
1. ストーブがエラーになる(途中で消えてしまう)
ストーブ周辺やフィルタはお掃除していますか?ホコリやゴミが詰まると正常に燃焼されないことがあります。異音や異臭がする場合はすぐに管理会社へご連絡ください。2. インターホンが鳴らない
電池切れかもしれません。確認してみて下さい。交換しても反応しない場合は管理会社へご連絡ください。3.お風呂や台所の排水が流れにくい
髪やゴミが詰まっていませんか?パイプ洗浄剤で数回程度お掃除することをお勧め致します。一週間放置するとつまりやすくなる傾向があります(用途により異なります)4. 蛍光灯を替えても電気がつかない
グロウ管(点灯管)は交換しましたか?(蛍光灯と一緒に交換して下さい)電球や蛍光灯を買う際は品番などをメモして行くと良いです。5. ドアが軋む(きしむ)・建付けが悪い
冬季間は特に、湿気などで建具がきしむ傾向があります。開閉できない状況でなければそのままご使用下さい。冬季を過ぎても直らない閉開が困難である場合は管理会社へご連絡ください。6. キッチン・浴室などの蛇口から水が漏れる
パッキンが劣化している可能性があります。管理会社までご連絡下さい。7. ご不明な点やお困りの際はお気軽にお問い合わせください。
※ 改善されない場合はホームページお問合せフォームまたはお電話にて管理会社までご連絡下さい。
メールの返信は24時間以内に致します。
(※休日をはさむ場合は翌営業日になります。)緊急の場合は営業時間内にお電話にてお問合せ下さい)
注意:ご自身で修理依頼等されたものはお客様の負担となります。
尚、室内の電球や蛍光灯等消耗品の取替えは各自で行って頂いております。